「自慢のタレ」にフォーカスを当てた今回。タレと言ってまず思いついたのは、継ぎ足しダレの印象が強いウナギでした。静岡・三島市といえばウナギが名物。三嶋大社近くで60年継ぎ足しのタレを使う老舗を訪ねました。
三島市のシンボル・三嶋大社 大鳥居前の東海道を渡ってすぐにお店があります。
創業から60年を越える老舗「すみの坊」。幅広い層に支持されている理由は、ウナギの味を生かす秘伝の継ぎ足しダレにありました。
伝統の継ぎ足しダレでつくる看板メニュー
すみの坊の“タレが自慢のアレ”は「うな重」。
厳選した国産ウナギは富士山の湧水にさらし、余分な脂や臭みを抜いた一級品! それを60年以上継ぎ足し続ける秘伝のタレで、丁寧に焼き上げているんです。
ウナギは「土用の丑の日」にあたる夏が旬と思われていますが、冬の寒い時期こそ脂がのって身が厚くなるので、今が一番おいしい時期なんだそうです。
毎朝さばいて、蒸して、じっくり焼いて余分な脂を落としているため、うま味が凝縮します。
60年継ぎ足されたタレは、あえて寝かしたり熟成させたりせずに使っています。
タレ自体もサラッとしていてあっさりとした味に仕上がるんです。
タレは、しょうゆと砂糖、煮詰めてアルコール分を飛ばしたみりんなど、至ってシンプル。そこにウナギのうま味が入り、唯一無二のタレができます。
秘伝のタレをまとわせ、つけ焼きを繰り返すこと4回。深~い味わいに仕上がるんです。
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見た目以上にアッサリした味なので、子供からお年寄りまで幅広い層に支持されているそうです!
■店名 すみの坊 三嶋大社前店
■住所 静岡県三島市大社前18-1
■電話 055-972-3888
■営業時間 10:30~14:30 ※ウナギがなくなり次第終了
■定休 火
※この記事は2024年2月3日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。
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